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◆2008年3月1日(sat)◆
渋谷@公園通りクラシックス  『Bronze & Willow』発売記念コンサート

出演:松本里美(vocal, electric guitar)/近藤達郎(keyboards, clarinet, accordion, andes 25)/ナスノミツル(electric bass)、
植村昌弘(drums)/関島岳郎(tuba, flugelhorn, sampler, recorder)/向島ゆり子(violin, viola)、
秋岡欧(cavaquinho, bandolim)/牧野琢磨(electric guitar, 改造ピカチュー)/今井和雄(electric guitar)

18:00 open/19:00 start  料金:予約 3,000円/当日 3,300円(各1ドリンク付)キャロサンプ http://www.callithump.info
http://www.satomin.jp/info/bronzewillow/browillow0831.html

とりあえずリハーサル。なにやら後ろ、楽しそう。

向島ゆり子さんは、1部は1曲だけなのでした。でも、インパクトもノリの良さも最高でした! 『朝の月No.5』のセット。向島ゆり子さんがヴァイオリンを、秋岡欧さんがカヴァキーニョを弾いてくれています。
秋岡さんの出番は2部にすべて集まっていました。

秋岡さん。どの曲でも耳をそばだてたくなる場面がありました。ブラジル音楽とはまるで違うわたしの曲ですが、ものともせず!どんどん新しいことをやってくれたのでした。『アントニオの卵」では指を舐めてボディをキコキコするというのも見られて楽しいー!
音楽プロデュース、アレンジ&ミュージシャンとしてフルにお世話になった近藤達郎さん。この首の角度が・・・ さてさて、始まりました〜。
1曲目にサボテンの『つづく夢』の最後に入っている『朝の月no.4』を一人で演奏する。ドラム植村昌弘さんとベースのナスノミツルさんが、最初っからの登場となりました。
 

間髪入れずに『Lovely Gravy』を 。ナスノ+植村+松本の3ピース。後ろの画像は英国食べ物本「英国フード記A to Z』の「Gravy」の項に描いたグレーヴィソースを掲げるアーサー王の版画。理解しにくいかと思いますが・・・わたしの中では大笑い。
ナスノさんのベースがバフバフ鳴ってて、おもしろかった。アレはなんじゃらホイ!?

『柳ホテル』の画像をバックに、『車とかばん』。牧野琢磨くんと近藤達郎さん登場。見えてないけど、牧野くんはピカチューテルミン「ポケモミン」の演奏をしてくれました。たまにハッキリ”ピカッチュゥ〜〜〜!”と叫んでしまってたのですが、この日は我慢強かったです。がんばったね!ピカチュー(上の方の右にいます)
”これはボサノヴァですから”と言ったら「ウヘ!?」と言われた曲。ところどころ複雑怪奇な音の氾濫が、ベルボーイとドアボーイの幻影と幻聴を表しているのでありました。オルタナティブボッサとでも言っておこう〜っと。
4曲目『モリー・ゴングの一生』リハ風景。リハからナスノさん爆発。後ろからくる風圧で倒れそうになりました。ウソ
このロックバンド編成が数曲、CDの前半におさめられているのでした。

『Tango with Bear』ほか数曲はアコーディオン、『Eel Pie Island Song』ほかクラリネットとたくさんの楽器をこなす近藤氏。タンゴはいいなあ。ゆり子さんは泣いてるようなヴァイオリン演奏がおもしろかったですねー。

『化石を見たかい?』。CDではわたしと関島さんの音のみですが、ライヴでは牧野くんも入りました。関島さんはサンプラーに生で音を入れます。いい具合にいくのかどうかは本人にもわからない。

つづいて同じ編成、関島+牧野+松本の3ピースで。関島さんフリューゲルホルン。元々GSサウンド風なのですが、牧野くんがさらにそれっぽくしているような・・・間奏が何故か郷愁を誘うのでした。「化石〜」と「観覧車〜」は、その行き先不明なような雰囲気がわたしは大好きなんでした。
『Eel Pie Island Song』。後ろの画像はロンドンで食べた「ジェリードイール」の写真ですヨ。Ouchな味です。Jrllyの中にいるウナギは魅力的ではありますけどねえ・・・。近藤さんクラリネットになり、CDとは違いますが、植村氏がドラム。関島さんのかわいいフリューゲルホルンは、是非CDでお聞きください!

『Eel Pie Island Song』は切ないバンドマンの旅立ちの物語。牧野くんのブルーズギターが中心です。CDもいいけど、LIVEでバンドでやると音がうねって楽しい。そうそう、バンドって楽しいもんなのよね。

ライヴはほとんど毎回違う衣装で出ています。洋服も帽子も靴も好きなんで・・・。ギターは大好きなオレンジ色。ストラップは赤。1部はほとんど ロックバンド編成なので、ヴィヴィッドなオレンジジャケットとオレンジと赤のストライプの帽子にブーツで、少しハードにしてみました。
2部は、 静かな曲があったり、花嫁の曲があったりなので、女らしいワンピースにしたのでありました。ブルーの花柄ピンクのパイピング。帽子は最近よく被ってる同じトーンの糸や布が張合わせてあるもの。勿論靴は赤いヒールでした。女らしくてクールなものが好きなんですわぁ〜
PVやスライドショーのある休憩タイムを終えて、2部へ。2部も最初の曲はわたし一人で。『Weeping Willow』。『柳ホテル』のタイトル曲といっても良い。”お茶を飲むたび迷い込む〜”
ゆり子さんの譜面台に立派な赤いバラの花が一輪。「これは一体誰???」と譲り合ってしまいましたが、ジパングレーベル横田社長!ありがとーございましたぁ〜〜〜いや〜ん、キザ〜〜〜ッ


静かに始まる2部。CDでもこの曲から2部となるのでした。『朝の月no.5』は向島ゆり子+秋岡欧+松本の3ピース。
最初はむずかしかったタイミングもピッタリと身体に入り込んでました。この日のこの曲、本当に美しかった!後ろは『丘の上の柳の木』シリーズの春・夏・秋ヴァージョンです。並び順になんか合ってる。

『Wonder In Winter』W W W W・・・・・Wが重なるタイトルが好きです。
ディラン・トマス風”ミルクのような青い森”のクリスマスソング。騒々しい天使の楽隊の音は、森の動物にしか聞こえない。近藤さんのクラリネット、関島さんのリコーダー、ゆり子さんのヴィオラ、秋岡さんのバンドリン、それぞれが降り積もる雪やかわいい動物、スノーダスト、天使のおしゃべりが聞こえるような演奏でした。
超難関プログレ(?)インスト曲『In the Mouse』を経て、す、凄いでっすねぇ〜、ギタリスト以外全員集合でのサボテン曲『島の生活』。なんだかアヴァンギャルドな音がすると思ったら、秋岡さん?と思ったら、アコーディオンもヴィオラもベースも、わたしのアレンジに輪をかけて遊んでました〜

後ろの画像はサボテンの今までに出ているCDとレコードの数々。『島の生活』は今でも時々サボテンで演奏してます。わたしの理想の生活なのだ。”一日終われば、一日忘れる”のです。

『アントニオの卵』ではヒゲつけました。意味もなく。後ろのナスノさんとわたしはいいヒゲですねえ〜。関島さんはツルツルッとしてオールバッカーの卵ね。全員参加の曲でした。テンポもよいし、間奏のフリーのところがなんとも楽しい。即興しまくる秋岡さんの音が楽しくて、わたしも聞きながら一緒に即興しました、素敵なメンバーです。ライヴは本当に楽しい! 『ヒバリ」 。ついに今井さんとサシの時がくる。レコーディングでもサシでした。ただし、部屋が違っていたので、ヘッドフォンからの音でしか聞いてなかった。後ろの絵は『Sing alone』今井さんの演奏は、この絵のような演奏だったと思います。 たくさんの音がする。でも歌っているのは一人だ。

あの音はどこからくるのか・・・きょうこそ見届けよう、とわたしは思ったのだった。

1曲入魂。やっぱりかっこいいです。一緒にやれて嬉しかったです。コレが素直な感想。 『Wedding Tune」 。この曲だけ歌に専念。CDのフレイレフもよかったけど、この編成もすばらしかったです。後ろは『一緒に行くかい?」というバンドの版画。全員で最後の曲です。ナスノさんのベースがひたすら盛り上がった後半から、ああ、もう終わってしまうのね〜っとジーンとなりました。

大団円、『Wedding Tune』近藤さんがアンデス25に持ち替えての最後のハイスピードで、ライヴは頂点となりました。みんな、ありがとっ
またね!
でもって、アンコールは牧野+植村+わたしでの『まぶしいチョコレート』。みんな大好きガレージロック。わたしはロックが好きですよ〜。バイバイッLOVE!!


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